浄土真宗本願寺派( 本山・西本願寺 )埼玉組のブログです。
 
葬儀に際しての法名について
浄土真宗のお寺では、葬儀を執行させていただいた際に、故人に法名 ( ほうみょう=仏さまの名のりですが、本来は阿弥陀如来に帰依し浄土真宗門徒になられた人に授けられる仏弟子としての名前 ) を、基本的に授与を致しております

 

ただ、取り急ぎ俗名 ( 生前のお名前 ) でお葬儀をされる場合もありますが、必ず所属寺 ( 菩提寺 ) がある場合は葬儀の前か後に、または、所属寺が無い方も埼玉組内の正規寺院にてご相談にのらせていただき、法名を授与致しますので、お気軽にご相談下さい

 

たまに葬儀後も俗名のままにされる方がおられますが、いくら故人の意思だとはいえ阿弥陀如来のすくいにいだかれ、往生の素懐を遂げられるのですから、仏さまとしての名のり ( =法名 ) をいただかれるのが本来です。ですので、時間が経っても結構ですので、俗名のままにならないよう、施主さんや御遺族の方は是非ご留意ください

 

なお、法名授与にあたっては、浄土真宗本願寺派の定めている 「 法名授与規程 」 第三条に、浄土真宗本願寺派 ( 宗派台帳に登録された ) 住職・又は住職代務が法名の授与をできると規程されていますので、知り合いの僧侶 ( お寺があるかどうかも分からない僧侶や他宗派の僧侶 ) 、またインターネットをはじめとした派遣僧侶や、親戚で詳しい人から授与されたといった類のものは正式に認められませんことをご案内致します

 

宗祖・親鸞聖人が、自らのことを 「 釋 親鸞 」 と名のられ、800年近く後世の私たちも宗祖と同じく阿弥陀仏に等しくすくわれ、仏と成らせていただくことを、法名をいただく際に、ご家族・ご親族の方々もあらためて喜ばせていただきましょう

 

合 掌

【2019.06.20 Thursday 10:51】 author : saitamaso
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