浄土真宗本願寺派( 本山・西本願寺 )埼玉組のブログです。
 
彩青会 ( 若手僧侶・寺族の会 ) 設立10周年

はじめまして、彩青会( さいせいかい=若手僧侶&寺族の会 )メンバーTです。よろしくお願いいたします。

2009年は、彩青会が結成10周年を迎える年でございました。そこで10周年を祝し、春日部市の善巧寺ご本堂にて、今年の春に記念法要を行うこととなったのであります。

そこでこの度、私Tが法要の事前練習(=習礼・シュライ)につきまして、皆さまにご報告させていただくこととなりました。

今回の記念法要は、彩青会メンバー(若手僧侶たち)がご本尊(阿弥陀如来)の前で、会の結成10周年を祝う法要でございました。従いまして、多数の僧侶が本堂の中で読経する事態となったわけです。多数の僧侶が集う法要では、決められた作法に基づきながら、読経をすすめていかなければなりません。

特に今回の法要では、阿弥陀如来の周りを僧侶が歩き回りながら読経するところが特徴的でした。このような法要を成功させる為には、皆の寸分乱れぬ動作と一体感が不可欠となるのです。

そのような理由から、法要の事前練習(習礼)が欠かせません。今回の法要では、1ヵ月の間に合計3回の習礼をすることとなりました。

習礼では、全員の動きを統一する為、1人の欠席者も許されません。北は深谷、南は川口と埼玉県内の各地から全員が集まるのは、予定どおりにいきませんでした。

いよいよ習礼が始まると、指導員より厳しい指導が行われます。経本を持つ高さ、顔の向き、目線、一人ひとりの間隔などなど、細かい点まで指摘され、統一感を高めさせられます。夕方4時ごろから始まり、9時すぎまで続いた習礼に、ヘトヘトになったものです。緊張感を持続させることは、思った以上に大変なことでした。

しかし、そんな習礼を通じてこそ、皆の団結力も強まった感じがありました。10周年という法要の事前練習が、私たちの心の距離を縮めてくれたのだと思わされました。まさに仏縁です。阿弥陀如来のおかげさまでした。

( 記事 / 埼玉組・彩青会 会員T )
【2010.06.10 Thursday 10:00】 author : saitamaso
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