浄土真宗本願寺派( 本山・西本願寺 )埼玉組のブログです。
 
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埼玉組会計


近頃、巷では公費・公金のあり方を巡って大きな騒動になっていることは、テレビニュースで皆様もご存じの通りです。

私たち、お寺の世界も宗派・教区・組・各寺院とそれぞれで会計の収支報告書(決算書)の作成と、所轄官庁(寺院であれば都道府県)に提出する義務があります。ですので、ほとんどのお寺さんでは、税理士さんや公認会計士さんと契約を交わし、その会計を

「 第三者の厳しい目! 」

で見ていただいております。

一昔前のような、どんぶり勘定や公私混同はもちろんの事、お寺の浄財を使って家族での温泉旅行などありえません。

かくいう私、埼玉県内の浄土真宗本願寺派(34ケ寺)を統括する、埼玉組会計の任を前組長(ぜんそちょう)任期中、4年間拝命致しました。とはいえ、普段はお寺の住職であり「 会計のプロ 」ではありませんが、埼玉組の入金・出金という浄財かつ公金でありますので、その扱いは慎重と厳正に管理させていただいたのは言うまでもありません。

写真は一部ですが、会計関係で作成したファイルです。これとは別にパソコンに入金と出金の出納帳、予算書と決算書をデータとして保管しています。領収書一枚一枚はもちろん、各教化団体( 仏教婦人会や仏教壮年会、公開講座や協議会研修会他 )の決算報告とその返金金額をチャックしたうえ、残金と照らし合わせ決算書の作成にあたります。

ま、膨大なデスクワークです。3月で年度末会計をしめてから各種団体の報告を待ち、4月下旬からゴールデンウィーク明けまでに決算書を作成し、会計監査役のお寺さん(2ケ寺)に全ての帳簿、伝票、報告書、入金伝票、出金伝票、出入金の出納簿、そして決算書を持参して監査するという厳格さ!

正直、毎年ゴールデンウィーク期間前から6月までは空は五月晴れながら、心は別の意味でブルーでした。

公(おおやけ)のお金・浄財であるからこそ、その公金を扱う立場にある者は、法令上と道義上の両面でその責任と公正さが求められる・・・、会計を行なうご縁をいただいたからこそ、心に刻み込ませていただくばかりです。

合掌
【2016.06.01 Wednesday 12:49】 author : saitamaso
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